シアターブルックというバンドについて。
2015年6月17日、行ってきましたシアターブルック。
【HMV GET BACK SESSION】 シアターブルック 『TROPOPAUSE』 LIVE|HMV ONLINE
「TROPOPAUSE」というアルバム収録曲を全10曲&interludeやゴーストトラックまでまるまる再現、ということでMCなし。そのせいか演奏の迫力とこのアルバム全体の世界に本当に引き込まれる、、。すごいライブでした。
バンドってすごい。
シアターブルックというバンドはフロントマンの佐藤タイジの「濃い」印象が強い。でもライブをみればわかる。他の3人の演奏してるときの存在感はタイジに全然ひけをとってない。なんかもう4人ともすごいのだ。全員、演奏が「濃い」。気づくとベースばっかずっとみちゃうときとかあるのだ。
シアターブルックの演奏が始まると、まずは思わず前に身を乗り出してしまい、そのあと顔がにんまり笑顔になり、無意識のうちに「やばーい。かっこいいー」とつぶやいてしまい、最終的になんならステージには目もくれず、ただただ踊ってしまうのです。こ、これがグルーヴというものか・・・!なぜ?なぜ私はシアターでガンガン踊ってしまうのかしら?その回答になんとなく至ったのが下記インタビューでした。
エマーソン北村:最初に沼澤さんに教えられたっていうか...「16個の音符があるとしたら、それに収まらない音はないんだよ」っていうこと。もちろん収まらない音はあるんですけど、その音がどこにあるのかっていうところを、把握することが大事だっていうことですね。それを最初のリハで言ってて「なるほどなぁ」って。
沼澤:全然覚えてない(笑)
エマーソン北村:で、今日のネタとして沼澤さんに言うのは、「沼澤さんの演奏は、そこに収まらない部分がありますよ」っていうこと。
一同:(爆笑)
エマーソン北村:それがすごい音で出てますね。僕とかはインディーのシーンでやってきたから、そういうのを全部"雰囲気"で処理する人間が周り多かったんですよ。そういうことが目から鱗だったので、自分にとってもすごくありがたかったですね。
これを読んだときに、このひとたちはただうまく演奏する人ということではなく、その場のグルーヴを創り出すプロだから、私は踊ってしまうのだな、と納得しました。うまいからグルーヴが生まれるんじゃなくて、ちゃんと意図がある。そこがすきです(告白)。こんなバンドはなかなかいないと思うんだよな。
あーとにかくかっこいい。動画みよう。