Singing,Swinging,Smiling

音楽がすきなんです。音楽がすきなひとのこともすきです。

すききらいの話

周囲の自分の友人知人の中には忌野清志郎だいすき!というひとと同じくらい清志郎きらい!というひとがいます。

 

なんだかそれってとても愉快なことだと私は思っていて別に彼らに清志郎の魅力を説いてすきになってもらおう!などとは思わない。

 

みんながみんな同じものをすきになる必要なんてないのだ。

 

 

私は、なんでもいいので(その対象のことを自分がすきでもきらいでも)すきなことのことを語っている人のことを見るのがすき。心からすきです。

 

そして、「◯◯のファンってきらい」というひとがきらい。ということに最近気づいたのでした。

やっぱりジャケがすき【1】

うまれて初めてのジャケ買いはこれだった…

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ブラジルに興味が向いていたときだったのでみつけた瞬間、これ!と思ったのを覚えてる。

以来、写真よりイラストっぽいジャケットがすきです。イラストの顔とかだいすき。

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どれが大瀧さんでどれが細野さんかを知ったときの衝撃。


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声が聴こえてきそう。


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夢にでてきそう。

アルバムって覚えてる?

最近、名盤再現ライブと銘打って過去のアルバム作品をそのまま全曲演奏するっていう企画をちょいちょい目にして、日本だけかと思ったらそうでもないんですね



正直、ライブの醍醐味のひとつに「おーこの曲のあとにこの曲きた!」みたいな驚き感があると思うので曲順があらかじめわかってるってどうなんだろう、と思いましたがクラシックで演目が決まっているようなもん、といわれてちょっと合点がいきました。

曲順も含めてアルバムってひとつの作品。1曲だけ聴くのとぜんぶで聴くのとは全然違って聴こえるもんなぁ。やっぱアルバムっていいなぁ。




THE BOOM FINAL のこと

THE BOOMのことをかきたくなった。昨年解散した彼らのファイナルライブ武道館。映像が発売となるらしいのですが、みすぎて上書きされちゃう気がするので今のうちに、あの日考えたことをのこしておこう。


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正直にいうとライブ観るのは15年ぶりくらいだった。前半は93〜96年頃の曲が中心。でも懐かしい感じはしなくて、凄い。とただ圧倒されっぱなしであの頃に戻る感じではなかった。

もう解散と思って感傷的になったのは、『釣りに行こう』を観客みんながいっしょに歌い出したときだった。そこから初期スカ曲。これは完全に懐かしかった。
考えてみれば、スカもレゲエもダブも、沖縄もブラジルも、みんなTHE BOOMが教えてくれたんだった。

お気楽な音楽が蔓延してて相変わらず公害のようだね。と歌う『手紙』のあと、この25年の事件と当時の楽曲の歌詞が映像で紹介された。その後にはシンプルでまっすぐな曲が続く。『I'm love with you 』『この街のどこかに』『不思議なパワー』『風になりたい』『真夏の奇蹟』。この25年、世の中の混沌と、時に襲ってくる無力感と、お気楽な音楽の中でそれでも彼らが信じつづけたこと。

ちゃんとそれが届けられた。受け取ることができた。そんなライブだった。

だからとても清々しい。ありがとう 忘れない。と晴れやかにいえる。


くるり中毒(仮)

はっぴぃえんどのトリビュート配信開始

この中でくるりがカバーしてる
『あやか市の動物園』が凄くよい!
これだけリピートして聴いてしまう!

これができちゃうバンドだからこそ
昨年の『THE PIER』のような壮大で楽しい名作ができるのも頷ける。

いろいろちゃんと書きたいけど
取り急ぎ。もう一回聴こうー
(はっぴぃえんどのオリジナルと交互に)

カバー祭り。 don't let me be misunderstood

don't let me be misunderstood という曲がありましてたくさんカバーされていて辿ってみるとカバーって面白いなぁという話です。

発表年が新しい順にいくつか聴いてみると…。

シアターブルック、2005年発表のアルバム Reincarnation のラスト曲です。突然聴こえてくるフラメンコっぽい曲調に驚きつつオルガンと最後のギターソロはいつものシアターっぽくて。


サンタ・エスメラルダ1977年の作品。
フラメンコ×ディスコ調ですね。キルビルのサントラにも収録。


アニマルズ。1965年。上の2つに比べるとシンプルで哀しげ。イントロのフレーズが印象に残ります。

あとエルヴィス・コステロが1986年に発表しているのですがこちらライブヴァージョン
この印象的なフレーズを観客が歌うって!カッコイイ!


ほかにもいっぱいカバーされていますがオリジナルはこちら。
か、かなしい… しかもしかも
あの印象的な「てってれてってれれ〜」のフレーズが聴こえてこない!
…聴こえてきた。エンディングにちょっとだけ。アニマルズはここのフレーズだけをふくらませたのか!すごい!



同じ曲も演奏する人たちによってぜんぜん違いますね。可能性が無限すぎて音楽ってほんと面白い。

歌詞がいい、ということ

歌詞がいいよねーって思う曲ってどういうものなのでしょうか。

私にとって…
  • 情景がうかんでそれが自分にとって好ましいこと
  • 使われていることばが好ましいこと
  • 自分と重なる、共感できること

これらのどれかひとつ以上に当てはまるかどうか、です。

最近、歌詞がいいねと思ったのは
ワンダフルボーイズ
93年の唄

タイトル通り1993年の中三の冬に初めてクラブに行ったという、そのままの風景を歌ったうたです。情景は浮かびやすいですね。懐かしさと初めて味わう音楽の楽しさと、20年経ってもその楽しさが色あせないこと。


いちばんすきなフレーズがあります。

ずっと隣で踊ってた金髪の女の人が
英語で何やら
僕に話しかけてきてくれて
嬉しくて僕は嬉しくて
nice to meet you と連発してた
初めてのクラブで1人で踊ってて
話しかけられて嬉しくて。
ハローとかじゃなくて
nice to meet youっていうところが
かわいい(中三)しかも連発してるのとか
ほんとかわいい

この初々しい感じ
音楽に初めて触れる感じ
忘れたくない感覚なので
何度も聴いてしまうのでした。